クラウドの費用
第1回の今回は最近良く聞くクラウドの費用についてまとめます。
◆まとめ
- 主に定額(固定)課金制と従量課金制がある
- 使用する用途に合わせて使い分ける
私が使っているiPhoneはAppleが提供する「iCloud」というクラウドにバックアップを取っておくことが出来ます。
実際にiCloudを用いてバックアップを取っているかというと、取っていません。
iCloudは5GBまでの使用なら無料ですが、それ以上は月額課金制になっています。
現在のiPhoneの全容量が44.24Gなので、課金していない私はバックアップが取れないというわけです。
専有できるデータの領域に合わせて課金額が決まるものを定額(固定)課金制と言います。
◆定額課金制のメリット
- コスト算出が容易で、予想外の課金額増加が避けられる
- データ転送量が予測できなかったり、ムラがあっても問題ない
◆主な用途
- キャンペーンやオンラインゲームのサイト
- 動画配信のコンテンツ
- 新規オープンの場合
◆主なクラウドサービス
主な課金制度としてもう一つ、従量課金制があります。
こちらは使用した分だけ後から課金を行なう方式です。消費した時間や処理件数に比例し、負荷が集中した月は多く、そうでない月はコストが減ります。
近年注目されているAWS(アマゾンウェブサービス)はこちらの方式を取っています。
◆従量課金制のメリット
- 需要の縮小/拡張に柔軟に対応が可能
- コストの最小化が可能
◆主な用途
- バックアップ
- 一時的な利用(負荷が高いときなど)
◆主なクラウドサービス
使った時間や容量分だけ請求される「従量課金制」はコストの最適化に向いていますが、大量アクセスが見込まれるサイトや、安定期に入ったサービスなどでは「定額課金制」が結果的に安くなると考えられます。