たまタマtamaぶろぐ

システムエンジニアとして頑張るガール。気になったことや備忘録などを掲載していきます。

名前解決

名前解決とは、コンピューター名やドメイン名などからIPアドレスを割り出すことです。

 

ネットワークにおいて、コンピュータやサーバはIPアドレスによってお互いを識別しています。IPアドレスは4オクテットからなる、数字の羅列です。

例えば「192.168.11.22」。

IPアドレスからは通信先の内容が想像できないのに加え、数字の羅列は覚えにくいです。

DNSドメインネームシステム)を使用することで、任意の言葉とIPアドレスを結びつけることが出来ます。

下の図では「www.example.jp」と「192.268.11.22」をDNSサーバで結びつけています。

クライアントは、ドメインネームである「www.example.jp」をコンピュータに入力することによって、それと紐付けたサーバに接続することが出来ます。

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簡単に言えばニックネームをつけておく、ということですね。

 

コマンド「nslookup」でドメインネームとIPアドレスを調べることが可能。

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テキストファイルの中身を見る方法(Linux)

テキストの内容を閲覧するlinuxコマンドはいくつかあるが、それぞれに特徴があります。

 

  • cat

ファイルの中身を標準出力に表示します。ファイルを連結して表示をすることが出来ます。grepで検索することは出来ません。標準出力なので、短いテキストを表示するのに向いているといえます。左手だけの操作で打てることからも、使用している方が多いのではないでしょうか。

  • more

ファイルの内容を一画面ごとに表示します。「cat」コマンドとは異なり、表示が長く複数に画面に及んだとしても画面は流れません。[スペース]キーで次の画面に送ることが出来ます。開いたファイルが予想外に長い場合に「cat」で開いてしまうとどんどん流れていってしまう!といったことを予防できます。

  • less

こちらもファイルの内容を一画面ごとに表示します。先述の「more」コマンドの機能を拡張したものです。大きく異なる点としては、「grep」などの使用可能オプションが増えることや、gzipファイルをそのまま読み込むことができるという点が挙げられます。

  • vi

「vi」コマンドはファイルの内容を書き換えることが目的のコマンドですので、ファイルの内容を閲覧するのには向いていません。うっかり書き換えてしまっては困りますから。

  • view

「vi」コマンドと類似した機能を持つコマンドです。使用方法としては「vi」とほぼ同じですが、ファイルへの書き込み権限を持たないため、変更してはいけないファイルに対して内容を確認したいときに、うっかりのリスクを減らすことができます。

 

ログオンとログイン

普段Windowsを使っていると、言われてみれば見慣れない言葉と出会います。

それは「ログオン」という言葉です。

 

普段何かのIDやパスワードを入力するところには「ログイン」と書いてありませんか?

 

結論を言うと、どちらも同じ、特定の人しか入れない場所や使えないサービスに対し、認証を受けて使える状態にすることを指す言葉です。

 

ただし、なぜこのような違いがあるのかまとめてみました。

「ログオン」は Windows 系のパソコンにおいて使用されるのに対し、
「ログイン」が UNIXMac 系のパソコンにおいて使用されています。

 

使い分けとして、セッションの解除時には以下のような使い分けをします。

「ログイン(log in)」に対しては「ログアウト(log out)」
「ログオン(log on)」に対しては「ログオフ(log off)」

in ⇔ out   on ⇔ off   ということですね。

 

2つの言葉が生まれた経緯として、用語を独自のものとして定着させようとしたマイクロソフトが自社製品の展開戦略上、「ログイン」を「ログオン」として表記するようにしたのだそうです。

マイクロソフト差別化戦略の一部なのですね。

パスワードとパスフレーズ

パスワードをキッチリ管理をしておかないと、ネットワークを使うのは厳しい時代になりました。

何をするのにもパスワードが求められます。

忘れてしまうから全部同じ!なんてことはありませんよね?

 

ところで、

パスワードとパスフレーズの違いってなんでしょうか。

両者ともに、正当な利用者であるということを証明するために使用される合言葉のことです。

ほぼ同じ意味合いで使用される言葉ですが、気になったので違いをまとめてみたいと思います。

パスワード:コンピューターやネットワークサービスを利用する際、正規の利用者であることを確認するための符号。一般的に、アルファベットや数字を組み合わせた文字列で表され、ユーザ名とともに用いられる。他人が利用者になりすまして不正に利用することを防ぐために、他人に知られないよう注意し、安易に推測されない文字列にすることが望ましい。

パスワードは一般的に長い方がセキュリティ的に良いとされています。

Windowsの場合127文字まで設定ができるのですが、長いパスワードほど覚えているのは難しいです。そこで、パスフレーズです。

パスフレーズユーザー認証の際に使用される、複数の単語を組み合わせたもの。パスワードの文字数より長く設定できるため、セキュリティを高める対策のひとつとして用いられる。 

パスフレーズなら、単語の集合体ですのでユーザーフレンドリーが高いといえます。

パスフレーズは、パスワードをただ長くしただけという説明も見かけますが、たしかにシステム的にはそうなりますね。

DiscとDisk

ディスクと言うと、二通りの記述方法があります。それぞれに意味を持ちます。

 

まずは「c」のディスク。

「disc 」は、オーディオ CD、CD-ROM、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-Video ディスクなどの光学式メディアを指します。disc には、読み出し専用のもの (ROM)、マルチセッションの書き込みを行う場合を除いて一度だけコンテンツを書き込める (ファイルを書き込める) もの (CD-R または DVD-R など)、また、何度も消去したり再書き込みできるもの (CD-RWDVD-RWDVD-RAM ディスクなど) があります。

 

それに対して、「disk」 はフロッピーディスク、コンピュータのハードドライブ内のディスク、外部ハードドライブなどの磁気メディアを指します。disk は、意図的にロックされたり、書き込みが禁止されていない限りは、常に再書き込み可能です。

 

  • 「disk」=磁気ディスク。「disc」=光学ディスク。
  • 「disk」=ケースに入っている。「disc」=読み取り面がむき出し。
  • 「disk」=ハードディスク・フロッピーディスクなど。「disc」=CD・DVD・BRなど。フロッピーディスクを「diskette」と呼ぶことからも。
  • 「disk」=アメリカ英語。「disc」=イギリス英語。

 

ちなみに「CD」はソニーとフィリップス社が共同で作成したもので、”compact disc”の省略なのだそうです。登録商標なので”compact disk”という表現は間違いです。

 

まとめ

磁気メディアにDisk、光学メディアにDiscを使うことが多い

クラウドの費用

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第1回の今回は最近良く聞くクラウド費用についてまとめます。

 

◆まとめ

  • 主に定額(固定)課金制と従量課金制がある
  • 使用する用途に合わせて使い分ける

 

私が使っているiPhoneAppleが提供する「iCloud」というクラウドにバックアップを取っておくことが出来ます。

実際にiCloudを用いてバックアップを取っているかというと、取っていません。

iCloudは5GBまでの使用なら無料ですが、それ以上は月額課金制になっています。

現在のiPhoneの全容量が44.24Gなので、課金していない私はバックアップが取れないというわけです。

専有できるデータの領域に合わせて課金額が決まるものを定額(固定)課金制と言います。

 

◆定額課金制のメリット

  • コスト算出が容易で、予想外の課金額増加が避けられる
  • データ転送量が予測できなかったり、ムラがあっても問題ない

◆主な用途

  • キャンペーンやオンラインゲームのサイト
  • 動画配信のコンテンツ
  • 新規オープンの場合

◆主なクラウドサービス

 

 主な課金制度としてもう一つ、従量課金制があります。

 こちらは使用した分だけ後から課金を行なう方式です。消費した時間や処理件数に比例し、負荷が集中した月は多く、そうでない月はコストが減ります。

 近年注目されているAWS(アマゾンウェブサービス)はこちらの方式を取っています。

 

◆従量課金制のメリット

  • 需要の縮小/拡張に柔軟に対応が可能
  • コストの最小化が可能

◆主な用途

  •  バックアップ
  • 一時的な利用(負荷が高いときなど)

◆主なクラウドサービス

 

使った時間や容量分だけ請求される「従量課金制」はコストの最適化に向いていますが、大量アクセスが見込まれるサイトや、安定期に入ったサービスなどでは「定額課金制」が結果的に安くなると考えられます。